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どうも。どうやら、風邪をひいたようです。記事一本を書き上げる体力がないので、今日は最近ハマったアニメ「ウサビッチ」でも、YouTubeでどうぞ。
まぁ、音楽とは直接関係ないですが、MTVで放送されているという強引なつながりで。YouTubeには第27話まで(勝手に)アップされているので、気にいった方は探してみてください。 COCCOです。昨日までのYUIや鬼束ちひろと違って、何度かこのブログで紹介したことがあると思います。非常に独特な世界観をお持ちの女性で、穏やかなメロディと残酷なまでの歌詞の対比は何とも寓話的でありながら妙にリアル。そんな彼女が2001年にリリースした2枚組のベストアルバム「ベスト+裏ベスト+未発表曲集」を、またもやレンタルしてきました。やはりCOCCOのファンというよりは、僕は楽曲単位のファンにしかなれないようで、このベストアルバムからはお気に入りが10曲ほど。 そんな中で今回おすすめしたいのは「強く儚い者たち」。ノイジーなギターサウンドで始まり、「けもの道」のようなヘヴィな楽曲かと思いきや、軽快なリズムと穏やかなメロディがノイズの向こう側から聴こえてきたかと思うと、なんとも残酷な物語の始まりです。「がんばれ」とか「夢はかなう」とか直接的なメッセージがあふれる歌とは違い、COCCOによって歌われる物語から聴き手がメッセージを見つけ出す歌です。交わす約束の強さや儚さ、人間の弱さや愛を信じる心の強さが寓話的だけれどもリアルに歌い上げられ、自分の中にある善の部分がぎゅっと刺激される楽曲。COCCO自身が歌詞の中に登場するのが特徴的で、彼女の存在は善でもあり悪でもあるように感じられる。裏切りを知って強くなるか、裏切りを恐れて自分をだましながら生きていくか。難しい問題を聴き手に問う歌ですよ、これは。 COCCOと言えば歌手活動だけではなく、沖縄での環境活動や絵本作家としても有名ですよね。そんな彼女の作品展が沖縄で開催されるよう。また、彼女のドキュメンタリー映画が12月に公開されるようです。 COCCO オフィシャルサイト 鬼束ちひろです。彼女との出会いは、確かドラマ「トリック」でした。日本のドラマなんて全く見ない僕がハマったドラマの主題歌「月光」を彼女が歌っていた。あのダークで残酷な世界観と、それに反するかのような優しく穏やかでありながら張りつめた彼女の歌声。その出会いは衝撃でした。それからも「トリック」の主題歌には鬼束ちひろの楽曲が使用され、「トリック2」で使用されたのが、今回おすすめしたい「流星群」。 またもや、レンタルです。それもベスト盤。「SINGLES 2000 - 2003」という中島みゆきのベスト盤のようなタイトルが示すとおり、2000年から2003年にかけてリリースされたシングルをまとめたものですね。ファンにとってはそのリリースに疑問があるようなベストアルバムらしいのですが、アーティストではなく楽曲単位でのファンである僕にとってはあまり気にせず、「流星群」が収録されていたのでレンタルした1枚。 さて、その肝心の「流星群」。美しく静かで、どこかダークな世界観や言葉のチョイスは「月光」に通じるものがありますが、耳ざわりは優しさに満ちていますね。シンプルなピアノをバックに歌う冒頭から徐々に盛り上がっていく楽曲構成は、痛々しい歌詞と共に聴く側の気持ちも否応なく盛り上げていってくれます。盛り上がるといっても、聴き終わって残るものは何とももやもやとした寂しさで、決して気持ちの良いものではありません。しかし、彼女がこの歌に込めたメッセージを何度も咀嚼していると、なんだか優しい気持ちになってくるんですよね。 このベストアルバムでは、僕の鬼束ちひろに対するイメージがかなり変わった。スローでエモーショナルな楽曲ばかりだと思ってたら、そうでもないんですね。現在はツアーの中止など、体調が芳しくないようですけど、これからも独特な世界観を我々に聴かせ続けてほしいですね。 鬼束ちひろ オフィシャルサイト YUIです。まぁ、正直言っちゃうと、彼女のことはまったくと言っていいほど知らない。暮らしの中で海の向こうの音楽、それもヘヴィ・メタルやハード・ロックのような誤解を受けやすく今でも日本では市民権を得ているとは言い難いジャンルの音楽にアンテナを張っていても、ふとしたきっかけで日本の音楽がアンテナに引っかかることがある。今回は、YUIの「CHER.R.Y」だった。あのポップなメロディとキュートなサビの歌詞にやられ、このたびやっとこさ「CHER.R.Y」が収録されたアルバム「CAN'T BUY MY LOVE」を……レンタルしました。いやね、アルバム全曲を好きになれるとは思わなかったので。「CHER.R.Y」は想像通り良い楽曲。女の子のための楽曲だろうけど、あのかわいらしい歌詞は男が聴いてもいいですね。また、「ROLLING STAR」というロック調の楽曲にも出会い、これまたかっこ良いメロディとYUIの声のミスマッチ感が良い。でも、あのサビのメロディはどこかで聴いたことがあるような気がするんだけど、どうも思い出せない。 この2曲だけで満足しそうになったとき、突然聴こえてきたなんとも80年代ちっくなメロディ。それが今回おすすめする「UMBRELLA」。80年代の、それも歌謡曲の薄幸な女性を歌ったような歌詞とメロディが、まさかこんな所で聴けるなんて思ってもいなかった。フォークというにはスタイリッシュすぎるし、雨や改札口、ちゃぷちゃぷという印象的な歌い出しなど、まさに80年代歌謡曲の魂を受け継いだ、なんだかとても懐かしくなる楽曲です。YUIのちょっとハスキーでありながらキュートな声が楽曲のさみしさを表現するのにばっちりで、物悲しいギターの調べにのる切ないメロディは心をギュッとつかんで放してくれない。 で、この歌詞に登場する、雨の日に傘を持って駅まで彼を迎えに行く女性の彼はすでに死んでいるのか、それともただ女性と別れて違う駅を利用しているのか。そこらへんはちょっとはっきりしませんが、80年代歌謡曲の世界なら間違いなく死んでいて、それでも女性は雨の日に傘を持って駅まで彼を迎えに行くという切なすぎる歌になってるでしょうね。これはまさに中島みゆきの世界だ……。 YUI オフィシャルサイト 現在、再結成ツアー中の“リヴァプールの残虐王”ことCARCASS。デビュー当時はそりゃもうぐちゃぐちゃどろどろのグラインド・コアをやっていて、セカンドアルバムまではお世辞にも万人におすすめできる作品ではない。しかし、現ARCH ENEMYのマイケル・アモットが加入してリリースされた彼らの3枚目のアルバム「NECROTICISM - DESCANTING THE INSALUBRIOUS」では、ぐちゃぐちゃどろどろの世界観を残しつつも、マイケルが持ち込んだヘヴィ・メタル・テイストによるかなり真っ当なデス・メタル・サウンドを聴かせてくれる。とはいえ、楽曲はかなり難解。デビュー当時から続く吐き気を催すような歌詞とジェフ・ウォーカーの嘔吐寸前のようなデス・ヴォイスに、まるでプログレッシヴ・メタルのような楽曲展開と数え切れないギターリフが混ざり合い、混沌としたアンダーグラウンド臭を放ちながらもインテリジェンスをどこか感じさせる特異なアルバム。 そんなアルバムからのおすすめは「INCARNATED SOLVENT ABUSE」。もはや恒例となったステキ邦題は「硫酸どろどろなんでも溶かす」です。どこか不穏なナレーションで幕を開ける、マイケル・アモットのペンによるナンバーで、とにかくキャッチーなギターリフとソロが次のアルバムである「HEARTWORK」やARCH ENEMYへと受け継がれているであろうメロディアスなデス・メタル。イエテボリ・スタイルとはまた違う、正統派ヘヴィ・メタル由来のメロディといえ、歌詞やタイトル、ジェフのヴォーカルはともかく、マイケルのソロだけでも聴く価値ありの名曲です。 さてさて、LOUD PARK 08に出演することだけでも喜ばしいことなのに、なんと大阪と名古屋での単独公演も決まったとか。ニューアルバムについてはメンバー全員言葉を濁すし、オリジナルドラマーのケン・オーウェンは健康上の理由で今回の再結成には参加していないので、やはり新作まで期待してしまうのは贅沢かな。 CARCASS OFFICIAL SITE |
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