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ニュージーランド発のガレージ・ロケンロー・バンドTHE DATSUNS。前作から約2年ぶりとなるニューアルバム「HEADSTUNTS」をリリース。ドラマーの交代劇やレーベルの移籍、メンバー表記の変更など、あらゆる意味で心機一転を思わせる快作です。衝撃的なデビューアルバムに続く2枚のアルバムは、妙に落ち着いたまとまりのある印象が強い作品に仕上がっていましたが、本アルバムはデビューアルバムにあったワイルドでエネルギッシュなサイケデリック色を前面に押し出し、さらにはブリティッシュ・ロックからの影響を思わせるアレンジまでをも加え、良い意味ではっちゃけた作品になってます。また、どこかレトロな色遣いでシンプルなジャケットや、レコード時代を思わせるジャケット裏の収録曲の表記も良い雰囲気を醸し出してます。 そんなアルバムからのおすすめは「READY SET GO!」。哀愁のギターリフとヴォーカルメロディが耳にこびりつき、タイトなリズムを刻む乾いたドラムサウンドが軽快なロケンロー・ナンバー。サイケデリック色はあまり強くありませんが、ブリティッシュ・インヴェイジョンを彷彿とさせる楽曲全体の雰囲気は彼らにとっての新要素のはずなのに妙にしっくりと来ているのが不思議。レトロな感覚があっても古臭くなく、やりたいことをやったという彼らの才能が垣間見れる1曲。ちなみに、「READY SET GO!」は前作のために書かれた楽曲だったらしく、60年代のポップソングを意識して作ったのだとか。 さてさて、あるインタビューでクリスチャン・リヴィングストーンが語るところによると、本アルバムのジャケットに映っている何本もの腕は、すべて日本で撮影されたものらしいです。「これはワシの腕じゃ~!」ってわかるつわものはいますか? 2009年初め頃には来日したいとも語っておられますので、ライヴが楽しみですな。 THE DATSUNS OFFICIAL SITE by 9215 |
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| 2008-10-03 11:51
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