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ここ2、3日で急に気温が下がり、昨日から雨が降ってます……。まぁ、雨振りが関係あるわけではありませんが、今回ご紹介するのはイタリア出身のRAINTIME。キーボーディストを含む6人組で、2005年にデビュー。そして、2007年リリースのセカンドアルバム「FLIES & LIES」でめでたく日本デビューを飾る。ジャンル的にはメロディック・デス・メタルの範疇にくくられそうなアグレッションと疾走感を持っているものの、プログレ由来の練られた楽曲展開やモダンでサイバーなサウンド、そしてデス・ヴォイスとノーマル・ヴォイスを使い分けるヴォーカリスト、クラウディオ・コアシンのおかげで、一筋縄ではいかないスマートな印象もあり、良くも悪くも最近流行りのエクストリーム・メタルっぽいものを感じさせる。最近のIN FLAMESやSOILWORKがよく比較対象として名前が挙げられるが、彼らほど男臭くないサウンドといえるかな。 さて、以前にマイケル・ジャクソンのカバー「BEAT IT」をおすすめとして紹介しましたが、今回はオリジナルの「BURNING DOLL~MATRIOSKA」をおすすめ。「BURNING DOLL」はイントロ的な役目を果たす短い楽曲で、荘厳な男性クワイアとどこか安っぽいオルゴールのようなサウンドが印象的。続く「MATRIOSKA」は、あのロシアのお人形マトリョーシカをタイトルにしている割には、それほどロシアンなメロディ満載というわけではありません。しかし、ノーマル・ヴォイスで歌われるメランコリックなメロディと、デス・ヴォイスによるアグレッシヴなパートの対比が面白いナンバー。ヴァースやブリッジでは疾走し、サビではスピードを落としてメロディを歌いあげるというのが彼らがよく使うパターンで、そのサビでのマイナーなメロディもキャッチーで、これからも彼らのメロディセンスには期待できると思います。また、間奏では彼らのプログレッシヴな一面が垣間見える展開を聴くこともできる。 現在、バンドは次のアルバム制作の準備をしているということです。ライヴの予定も今のところないようだし、意外と早く似彼らの新しい楽曲を耳にすることができるかもしれませんね。 RAINTIME OFFICIAL SITE by 9215 |
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| 2008-09-30 14:47
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