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HM/HR界の人間には、あのオーストラリアのJETと共演したことで知られてるんじゃないかと思うSUPERFLY。もともとは男女ユニットとしてスタートしたらしいが、現在はシンガーである越智志帆のソロユニットとなっている。バンドサウンドを表現するためにあえてユニット名で活動しているんだとか。そんなSUPERFLYの記念すべきセルフタイトルのデビューアルバムは、非常に濃い内容となっている。聴こえてくるメロディやリズムは、完全にアメリカンなR&Bであるが、そこに迫力満点のソウルフルなヴォーカルが乗り、さらには歌詞のメッセージ色がとんでもなく強い。英語で歌うべきメロディに日本語の歌詞を載せると違和感を覚えるが、SUPERFLYの場合はまったく違和感がなく、この感じは初めてLOVE PSYCHEDELICOを聴いたときとよく似ている。とはいえ、SUPERFLYは良い意味でもっと泥臭い。 そんなアルバムからのおすすめは、こっぱずかしくなるような歌詞が印象的な「愛をこめて花束を」。ゆったりとしたナンバーではあるが、越智志帆の表現力や声色は非常に力強くて印象的で説得力がある。バックのストリングスが楽曲のスケールをでかいものにし、そのでかい世界観に負けない越智志帆のヴォーカルは非常に耳ざわりが良い。それにしてもこっぱずかしい歌詞です。嫌いじゃないですけどね。 サイケデリックなジャケットやヒッピーライクな越智志帆のスタイルなどからイメージできる、60~70年代のアメリカンな雰囲気はあるものの、日本人の心にまっすぐどきゅーんと届く日本語の歌詞が良い。これで英語で歌ってたら、見向きもしなかっただろうなぁ。 SUPERFLY OFFICIAL SITE by 9215 |
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| 2008-05-24 22:32
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