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“フィンランドのトロール族”という名前を掲げる、メタル界のムーミンことFINNTROLL。残虐で寒々しいはずのブラック・メタルに、陽気な民族舞踊であるポルカの要素を取り入れるということを成し遂げた唯一無二のバンド。ブラック・メタルに民族的なメロディを取り入れるという点では共通点があるヴァイキング・メタルやバトル・メタルとはまた違い、ユーモラスな響きが漂うポルカ・メタル。しかし、彼らの4枚目のスタジオアルバム「UR JORDENS DJUP」では、その陽気な要素がかなり後退し、重厚でシンフォニックなブラック・メタル色が強くなっている。まるでダニー・エルフマンの楽曲を思わせるイントロで幕を明け、これまでのアルバムと比べるとかなりシリアスな世界観を構築している。とはいえ、民族的なメロディは随所で聴かれるので、ファンの方はご心配なく。ただ、それらがこれまでのように陽気な感じではありません。 そんなアルバムからのおすすめは「KORPENS SAGA」。一応ポルカのリズムや民族的なメロディを取り入れた彼ららしい楽曲なんですが、やはり陽気というよりは勇壮なヴァイキング・メタルを思わせるナンバー。アコーディオンなどが終始鳴り響き、後半にはバンジョーも登場するんですが、やはりどこかシリアスな感じで、地を這うようなへヴィにひずむギターサウンドとシンフォニックなアレンジが全体的に暗い影を落としている感じです。 アルバムジャケットが象徴するように、かなりシリアスでブラック・メタル色の強くなった本アルバム。これまでのように飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎ的なサウンドを期待していれば肩透かしを食らうかもしれませんが、実は良く出来たブラック・メタル・アルバムだったりします。でも、強烈な個性だったポルカを手放しちゃうのはもったいないような気がするんですけどね。そんなシリアスなアルバム本編が終わると、シークレット・トラックとして肩の力が抜けきった陽気な酒場の民謡そのものを楽しむことができます。やっぱり、ポルカのリズムは忘れてないようね。 FINNTROLL OFFICIAL SITE by 9215 |
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| 2008-04-21 18:09
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