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イタリアにNANOWARなんていうMANOWARのパロディ・バンドがいたりしますが、こちらは本気も本気、フィンランドでNIGHTWISHやLORDIと並んで国民的人気を博すと言うTERÄSBETONI。「METALLITOTUUS」は2005年リリースの彼らのデビューアルバムにあたり、驚くべきはいきなりメジャーレーベル、ワーナー・ミュージックからのリリースであることだ。そのおかげか、サウンドはクリアでレベルも高い。しかし、現在のところは基本的にフィンランド国内のみの流通のようで、ヴォーカルも頑なにフィンランド語でまくしたてているところを見ると、世界的に打って出ようという考えはなさそう。 そんな彼らのデビューアルバムより「TAIVAS LYÖ TULTA」をおすすめ。扇情的で勇壮すぎるメロディでありながら、ポップ・メタル寸前のキャッチーさをあわせ持つ楽曲で、80年代後期のキャッチー&コンパクトなMANOWARを髣髴とさせるナンバー。英語の響きに慣れていると、最初はフィンランド語に若干の違和感を覚えるかもしれないが、抑揚たっぷりに巻き舌ベロベロで明快に歌い上げるヴォーカリストのおかげで、より勇壮で民族的なメロディも際立って聴こえるように思える。単なるMANOWARのパクリと捉えられるのは非常にもったいないバンドで、これほどまでにキャッチーでヘヴィな正統派ヘヴィ・メタルをハイクオリティで具現化したバンドは、もしかするとMANOWAR以来かもしれない。 1曲だけ、MANOWARのある楽曲に似すぎていて、初めて聴いたときはカバーかと思えたほどの楽曲があるが、まぁ、それもご愛嬌と言うことで。こう言っちゃあコアなファンに怒られそうですけど、TERÄSBETONIはMANOWARに肉薄するほどのセンスとテクニックを持っていると思う。日本で入手するには少々お高い値段になってしまCDですが、北海道のROCKSさんが今のところ一番お安く提供していると思います。気になった方はぜひ。 TERÄSBETONI OFFICIAL SITE by 9215 |
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| 2007-05-31 12:48
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