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一時期、DRAGONなんちゃらって名前のバンドがわらわら登場し、どれがどれやらとたんにややこしくなったことがあった。DRAGONHAMMERもそんな最中にイタリアから登場したバンドのひとつ。イタリアらしいシンフォニックなヘヴィ・メタルをプレイし、2001年に「THE BLOOD OF THE DRAGON...」でデビュー。こういったジャンルの音楽にしては珍しい編成で、キーボーディストを入れて4人組。ヴォーカルとギターが兼任で、ギター1本というのが少々厳しいところ。でも、ギターのアレンジは妙に分厚い。たまに2本聴こえるけどね。 さて、おすすめはどう聴いてもこれを冒頭に持ってくるだろ? と言いたくなる戦場のSEのみの「IT'S WAR」の前に配された1曲目を飾る「LEGEND」。ちょっと不安定なクワイアからはじまり、ここで彼らがやりたい音楽性がすぐにわかる。大仰なメロディはキャッチーだし、疾走感あるチェンバロ風のキーボードもいいし、1本というのをカバーするかのような分厚いギターも迫力がある。ソロはキーボードがつとめ、ギターはリフに徹しているというのが僕にとってはちょっと新鮮でよかった。しかし、まだまだ新人とあってか、ヴォーカルを含めてどこか硬いというか野暮ったい。セカンドではレベルアップしているらしいが、ここで聴けるのはやはりB級メタルである。それでも、可能性を秘めたB級だ。 楽曲の野暮ったさが抜けると、たぶん彼らは大変身すると思われる。こもり気味のヴォーカルが一番野暮ったいんだけど、まずはメンバー増員が最重要課題だな。セカンドは買ってないのでわからないけど、メンバーは増えたのだろうか? DRAGONHAMMER OFFICIAL SITE by 9215 |
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| 2006-09-30 11:51
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