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プロデュースやソングライティング、自身のソロ活動など、積極的な音楽活動を続けるブッチ・ウォーカー。そんな彼の名前が一躍有名になったのが、たぶんMARVELOUS 3というバンドにいた頃じゃないかな? 今回は、ブッチがギタリストとして参加し、MARVELOUS 3の前身バンドにあたるSOUTHGANGをご紹介。SOUTHGANGは90年代初めに2枚のアルバムをリリースするも、奇しくもその頃蔓延し始めたグランジやオルタナに打ち勝つことができず解散。キャッチーなメロディ満載のロックは、古いとされたんですね。 さて、そんな彼らのセカンドアルバムが「GROUP THERAPY」。1992年のリリースです。今回はこの中から「MISERY」という楽曲をご紹介。80年代、L.A.メタルの雰囲気を色濃く残すキャッチーでありながら哀愁のメロディが魅力のハード・ロック。しかし、分厚いコーラスやそのメロディには非凡なものが感じられ、メロディメイカーとしてのブッチの才能がこの頃から本物だったと証明しております。また、ヴォーカルのジェシー・ハルテの声がかのヴィンス・ニールを髣髴とさせ、L.A.メタル色を色濃いものにしている。 SOUTHGANG解散後、ハード・ロック・バンド特有の泥臭さが抜けて、どんどんポップでキャッチーな楽曲を生み出していくブッチ・ウォーカーですが、そのどこか野暮ったい感じが残る本作も隠れた名盤といえる。グランジやオルタナの波に飲み込まれることなく活動を続けていれば、彼らもきっとビッグ・バンドの仲間入りができていたでしょう。そんなことを思わせる名盤。 by 9215 |
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| 2006-09-13 11:32
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