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レナード・コーエン。クエンティン・タランティーノに教えてもらったアーティストの1人。ユダヤ系のカナダ人で、詩人であり小説家でありシンガーソングライターである。そんな彼が1988年にリリースした8枚目のスタジオアルバム「I'M YOUR MAN」。日本盤がリリースされた時の邦題は「ロマンシェード」でした。1984年にリリースされた前作「VARIOUS POSITIONS」にくらべると、全体的に起伏は少なく、かなりロマチックで静かな曲調のナンバーが並びます。とはいえ、ちゃんと楽曲ごとに確固たる個性が確立されていて、よくよく聴けばバラエティに富んだ作品になっていると気付くことができると思います。彼の心地良い低音で語りかけるように歌う声にかぶさるエモーショナルな女性コーラスはもちろんあり、それが彼の楽曲のキャッチーな部分の大半を担うスタイルは本アルバムでも健在。また、時にはシリアスに、時にはロマンチックに楽曲を彩るキーボード・サウンドやサックス、アコースティック・ギターの音色がレナード・コーエンのヴォーカルをことごとくひきたて、孤独と悲しみの中にもほのかな希望を感じさせる独特の世界観を演出しています。 そんなアルバムからのおすすめは「TAKE THIS WALTS」。ワルツというタイトル通り、3拍子のリズムが心地良いナンバー。バイオリンの音色がどこかおとぎ話のようなロマンチックさを演出していて、レナード・コーエンも語りかけるように歌うというよりは、緩やかなリズムに体を揺らしてちゃんと歌っているという雰囲気がします。テンポの良いリズムのせいか、どこかほのぼのと楽しそうな雰囲気を醸し出しそうにはなるんですが、やはりそこはあの低い声ですから、寂れてしまった遊園地や夜のサーカスのテントなど、そう言ったダークで孤独な幕が楽曲全体を覆っています。しかし、楽曲の後半で女性ヴォーカルと一緒に歌うパートでは、ちょっとだけ明るい希望が顔をのぞかせます。 さて、ジャケ買いは決してしないであろうレナード・コーエンのアルバムの数々。彼の魅力を知っていないと、このジャケットにはたぶん手を出さないでしょう。彼がバナナ片手に立ち尽くすポートレイトと、なんとも地味な色遣いのデザイン。これはこれで意味が意味があるんでしょうけど、やっぱり彼の良さを知っていないと、初めての人はジャケットを見て買おうとは思わないでしょうね。 LEONARD COHEN OFFICIAL SITE by 9215 |
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| 2010-05-15 12:02
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