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2003年に結成されたVELVET REVOLVERとBRIDES OF DESTRUCTIONは、僕の中では同じグループに分けられるバンドです。バンドとしてのキャリアは浅いけど、アーティスト単位で見ると歴史に名を残すほどのお方もいるわけで、今回ご紹介するBRIDES OF DESTRUCTIONにはニッキー・シックスとトレイシー・ガンズという、かつてL.A.メタルを騒がせた2人が在籍しているわけですよ。デビューアルバム「HERE COME THE BRIDES」は、そんな2人のカラーが惜しげもなく披露されたモダンなロックンロール・アルバムに仕上がっています。VERVET REVOLVERと比べると、BRIDES OF DESTRUCTIONの方が破壊的で荒々しいサウンドを聴かせてくれると思います。新人シンガー、ロンドン・レグランドのヴォーカルもなかなか堂々としたもので、そのハスキーな声が楽曲に良い荒廃感を与えていて、80年代のL.A.メタルを思い出させてくれます。 そんなアルバムからのおすすめは「NATURAL BORN KILLERS」。アルバムは後半にいくにしたがってどんどんバラエティに富んだ楽曲が出てきますが、この楽曲はまっすぐなロックンロール・ナンバーといえると思います。グルーヴはモダンですが、ニッキー・シックスのポップなメロディセンスが惜しげもなくつぎ込まれた楽曲。サビの部分、「なちゅぼんきらー! なちゅぼんきらー!」は、聴いた人なら必ず口ずさんでしまうでしょう? 僕もこの部分が頭から離れません。 さて、デビューアルバムをリリースしてから、ニッキー・シックスはあっさりと脱退してしまいましたが、バンドはセカンドアルバムをリリース。やはりトレイシー・ガンズだけでは荷が重いのか、それともニッキーの才能が大きすぎるのか、デビューアルバムと比べるとセカンドアルバムは若干パワーダウンした感が否めない。とはいえ、前作よりもハードな音作りには好感が持てます。 BRIDES OF DESTRUCTION OFFICIAL MySpace by 9215 |
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| 2009-06-03 12:25
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