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一時期のジンジャー以上に創作意欲に燃えていると思われるトビアス・サメット率いるEDGUY。2007年の終わりから2008年の初頭にかけて、トビアスは自身のメタル・オペラ・プロジェクトAVANTASIAでシングルやアルバムをリリースし、6月には来日しているにもかかわらず、早くも本業であるEDGUYの約2年ぶりとなるニューアルバム「TINNITUS SANCTUS」をリリースした。本アルバムも、いわゆるキーパー・サウンドを継承するものではなく、前々作から如実になってきたオーセンティックなヘヴィ・メタル・アルバムになっている。しかし、前作にあったどこか物足りない感は薄れ、重厚で作りこまれながらもシンプルなヘヴィ・メタルが並び、また、クサメロじゃないメロディの点で言ってもかなりの充実が感じられる。ところが、所々で初期のようなメロディック・パワー・メタル然としたメロディやコーラス、疾走するツーバスなどが聴かれ、かつてのEDGUYと現在のEDGUYがうまくブレンドされている。 そんなアルバムからのおすすめは「THE PRIDE OF CREATION」。イントロのギターサウンドからして爽やかで、キャッチーなメロディもからっとどこかアメリカンな香りがするロックナンバー。かと思いきや、サビではビッグなコーラスを聴かせ、さらにはミュージカルかオペラかという楽曲構成など、目まぐるしく表情を変える楽曲です。トビアス・サメットの作曲能力の高さを感じさせる1曲で、インナーで彼が言っている通り、QUEENやミート・ローフの影がチラチラ垣間見えます。5分ちょっとの楽曲にここまでいろんなメロディや楽曲展開を詰め込み、それが散漫にならず違和感なく1曲に仕上がっているのはさすがの一言。QUEENの「BOHEMIAN RHAPSODY」ほどわかりやすくオペラチックではないものの、それに匹敵する現代のメタル・オペラだといえる……というのは評価しすぎ? 思い返せば、EDGUYが何かをしでかすときは、そのアルバムジャケットは紋章のようなデザインになる。日本デビューを飾った「VAIN GLORY OPERA」しかり、普遍的なサウンドを推し進めた「HELLFIRE CLUB」しかり。そして、彼らは「TINNITUS SANCTUS」で新旧サウンドの融合を成し遂げ、自分たちのヨーロピアン・メタルのスタイルを手に入れたのかもしれない。ところで、トビアスの歌唱法がまたちょっと変わってますね。もうブルース・ディッキンソンを感じさせるところがほとんどないですな。 EDGUY OFFICIAL SITE by 9215 |
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| 2008-12-25 12:11
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