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by 9215 | | Page Top
![]() チャットモンチーの目下の最新アルバム「YOU MORE」は賛否両論あるようですが、決して彼女らのやってきた路線から大きく外れた作風ではないと思うし、直前のミニアルバム「AWA COME」がいい意味でクッションになっていたと思います。アルバムジャケットの雰囲気をがらりと変えて、また新たな一歩を踏み出したことがうかがえるアルバムになっていました。そんなアルバムのリリースから1週間後、2007年の「チャットモンチー レストラン 前菜」以来4年ぶりとなるビデオクリップ集「VIEW MORE」が発売されました。2008年の「ヒラヒラヒラク秘密の扉」から最新アルバムに収録の「バースデーケーキの上を歩いて帰った」までのビデオクリップが収録されています。どの作品もちょっとしたひねりが随所に盛り込まれ、音楽はもちろん、映像作品としても楽しめるものばかり。クールでシャープな彼女らや、ファンに埋もれ、スローモションの中をたゆたい、年を取り、コスプレを楽しみ、夢をかなえるチャットモンチーの姿を楽しめます。中には、ビデオクリップのクリエイターを一般公募した企画から誕生したものも3本収録されていて、個人的には「バスロマンス」がお気に入り。あの楽曲が持つ幸せなオーラが、アニメーションで非常に上手く表現されていると思います。また、「ここだけの話」のビデオクリップは合計4バージョン収録されていて、各メンバーがかなえた夢をさらに詳しく見ることができます。さらに、各クリップの副音声としてメンバーのコメントももちろん収録されていて、こちらもなかなか面白くて興味深いです。そして、2010年3月に行ったアメリカツアーのドキュメンタリーも収録されていて、海外でもなかなかの人気を博しているのがわかります。リハーサルの風景や英語でのMCもレアですしね。 と、かなりボリュームたっぷりで見ごたえのあるDVDに仕上がっています。メニュー画面で流れる音楽がなくなったのはやっぱり残念ではありますが、本編はそんな小さなことを言ってられない面白さ。1回目はそのままビデオクリップを楽しんで、2回目はメンバーのコメンタリーでビデオクリップの制作裏話に耳を傾け、もう一度ビデオクリップを見る。これで決まり。そして、忘れたころにまた見たくなるんですよね。 チャットモンチー 公式サイト ![]() 最近ではその存在も徐々に有名になってきていると思う怒髪天。テレビの歌番組やCMなんかでも時々見かけるようになり、ファンとしてはうれしいところ。そんな彼らが最新シングルとなる「Merry X'mas Mr.Lonelyman」をリリースしました。本シングルは夏にリリースされた「真夏のキリギリス」の続編とも言うべきタイトルトラックを収録し、夏にはしゃいでいたもてない男のさびしいクリスマスを歌っております。カップリングにはちょっと幸せなバースデーソングと、マライア・キャリーの反則カバーを収録。正直、どの楽曲も僕はあまり好きじゃない。そもそも、もっと男臭くて不器用だけどくさらない男の姿を歌いあげる歌詞、そして演歌や歌謡曲を思わせるあのメロディを聴かせてくれる怒髪天に惚れたのに、最近は僕が求める怒髪天のサウンドがそこにはない。 しかし、本シングル「Merry X'mas Mr.Lonelyman」にオマケとしてついてくるDVDが良い。良すぎる。こういうDVDをずっと待ってました。インディーズ時代のレアなビデオクリップ「美学」から始まるビデオクリップ集は、個人的にはシングルの音源以上に価値があるものだと思います。初期のまだパンキッシュでアグレッシヴな怒髪天の姿が堪能できる「美学」は、楽曲自体も超がつく名曲。手作り感満載の「酒燃料爆進曲」のインディーズ・バージョンのクリップも良いね。メジャーに戻ってからの泣かせるパターンのビデオも男の哀愁をこれでもかと感じさせ、「ドンマイ・ビート」のようなコミカルなものも見ごたえがあります。最近ではメッセージ色の強い「ド真ん中節」なんかが楽曲と映像共に素晴らしい。 さらに、特典映像として「ふざけ納め!80年代のテイストを詰めるだけ詰め込んだメンバー出演カラオケビデオ」がかなり懐かしい仕上がりです。あの派手なダブルのスーツ。今では吉本新喜劇ぐらいでしか見かけません。 シングルとしては3000円とお高いですが、これまでのビデオクリップ19曲が収録されたDVDを買うと思えばそれ相応の値段だと思うし、個人的には、今回のシングルはおまけDVDこそメインだと思っています。新曲や反則カバーはあまり好きになれなかったので、次こそまたコテコテの漢唄を聴かせてほしいです。今でも彼らの最高傑作が「如月ニーチェ」だと思っている僕としては、今の怒髪天は色々と影響され過ぎだと思います。 怒髪天 公式サイト ![]() 新作のDVDとしては約4年ぶりとなるアリス・クーパーのライヴDVD「THEATRE OF DEATH: LIVE AT HAMMERSMITH 2009」は、2009年12月6日にロンドンのハマースミス・アポロで行われたステージを収録したもの。セットリストをみると、往年の名曲の間に比較的新しい楽曲をちらほら挟み込むといういつも通りのパターンで、舞台も一時ほど凝った装飾がされていないシンプルなもの。まぁ、最近のアリスの動く姿が見れればいいかな、ぐらいの軽い気持ちで観はじめたのですが、それが多間違いの元。「死の館」と題されたステージは、とにかく展開に凝った今までになくシアトリカルなものでした。 まず、アリス御大が3、4回死にます。ええ、死にまくり、そのたびに復活します。たとえば、ギロチンで断頭された後、これまでならアリスはしばらくステージからはけるんですが、今回はすぐに復活して、さらには自分の頭を手に歌いはじめます。このギロチンでの断頭が1回目の処刑で、この後アリスはでっかい注射で毒を目一杯注入されたり、女装して吊るされたり、何本もの剣に串刺しにされたり……。お約束的な小道具や登場人物はしっかりと取り入れながらも、今までとは一味違う数々の展開を見せつけるステージで、ヒット曲だけを淡々と聴かせるライヴとは大違い。 さて、展開が凝ってはいるけどわかりやすいステージで大満足な作品に仕上がっているDVDですが、残念だったのはナース・ロゼットがキャリコ嬢ではなかった事かな。それに、ドラムがエリック・シンガーじゃない。あと、ちょっと心配に思ったことは、アリスが座って歌うシーンがこれまでになく多いこと。寄る年波に勝てないからか、それともただの演出なのかわかりませんが、少し気になりました。とはいえ、後半にもハードなロック・ナンバーが揃っていて、それをパワフルに歌い上げる姿を見てとりあえず一安心。60を超えてなおまだまだ元祖ショック・ロッカーは健在です。 さてさて、今回のDVDも「LIVE AT MONTREUX 2005」同様CDがついてまして、サウンドのみでも楽しむ事ができます。しかし、「THEATRE OF DEATH: LIVE AT HAMMERSMITH 2009」はそのステージを見てこそ価値あるライヴショウになってます。 ALICE COOPER OFFICIAL SITE Tags:#ALICE COOPER
![]() はい、前回の予告通り今日も怒髪天です。ニューシングル「真夏のキリギリス」と同日にリリースされた、彼らにとっては二枚目のDVD作品となる「リズム&ダンディー “Dメン2010 日比谷より愛をこめて”」。本DVDは、チケットが即日完売した2010年4月17日に日比谷野外大音楽堂で行われたワンマンライブを完全収録したディスク1と、興味深く面白い企画満載の特典ディスク2からなる2枚組の大ボリュームで、2008年にリリースされたDVD「for beautiful 不惑 in Life」を軽く凌駕する大傑作となってます。 まずは、肝心要のディスク1。沢田研二の「勝手にしやがれ」というカッコよすぎるカバーで幕を開ける大興奮のライヴ映像は、最初から最後までエンジン全開で怒髪天というバンドの漢の魅力が大爆発です。比較的最近の楽曲でまとめられた選曲についてはちょっと不満も残りますが、「明日をブン殴れ!」や「サムライブルー」、「酒燃料爆進曲」といったインディーズ時代の名曲たちがオールドファンにも嬉しいですね。増子さんの全身全霊を傾けるステージングに感動し、坂さんのお約束トークコーナーに爆笑し、テレビの前で自分も会場にいるかのように手を振り上げて合唱し、ホント、最高のライヴDVDです。 そしてディスク2。まず収録されているのが、上原子さんと清水さんが居酒屋で怒髪天の歴史を語りながら、思い出の地を巡るという「北の國から’10~望郷~」。怒髪天の結成秘話などを聴けて非常に興味深いんですが、居酒屋でのトークシーンはバックのノイズが大きすぎてお二人のトークがちょっと聴きづらい。これがものすごく残念。 次に収録されている「増子直純の怒っきり大作戦!!!」。この企画、ひそかにこのDVDで最もおすすめです。爆笑です。騙されるのはもちろん坂さんで、ファンを集めたはずのある独演会がその舞台となるんですが、坂さんの良いお人柄がにじみ出ています。爆笑に次ぐ爆笑なんですが、最後の方はちょっとかわいそうになっちゃったりね。 最後は「男たちの素顔 “ダンディズム”」と題され、ディスク1に収録されたライヴ当日のドキュメンタリーみたいなものです。こちらはライヴ本編を観てから観たほうがいいですね。 さて、怒髪天の魅力がぎゅうぎゅうに詰まった大傑作となった本DVD。ファンならもちろん迷うことなく買いです。ファンじゃない人も、このDVDを観れば彼らの魅力にクラクラするはず。男らしくまっすぐでメッセージ性の強い歌を発表し続ける怒髪天ですが、それだけじゃなくて楽しむことにも一生懸命なバンドだということがよくわかると思います。ホント、大傑作です。 怒髪天 公式サイト ![]() 現在活動休止中のSYSTEM OF A DOWNのフロントマンであるサージ・タンキアン。彼は2007年に初のソロアルバムとなる「ELECT THE DEAD」をリリースしました。元々はオペラチックでクラシカルなアルバムになる予定だったそうですが、結局はSYSTEM OF A DOWNの延長線上にあるような、知性的な変態性を感じさせるエレクトリックな作品でした。しかし、元々のアイデアを殺すことができなかったのか、2010年になって彼は「ELECT THE DEAD SYMPHONY」というライヴアルバムをリリースしました。これは、「ELECT THE DEAD」収録曲をすべてオーケストラの生音をバックにステージで再現したもの。アルバム未収録の楽曲2曲も披露し、サージ・タンキアンが当初考えていた「ELECT THE DEAD」の本当の姿がこのライヴ盤で明らかになっているのです。 本アルバムは、リミテッド・エディションとしてDVD付きのものがリリースされていますが、ぜひそちらを手に入れてもらいたいです。CDは楽曲がいちいちフェードインしてきてフェードアウトしていくので、臨場感にかけます。しかし、DVDに収録されているものは同じ音源で、ステージをノーカットで楽しむことができます。ライヴ盤といえどもサウンドはクリアで、サージの個性的なヴォーカルが埋もれることなく、くっきりはっきりと聴こえます。 さて、ニュージーランドのオークランドにて収録されたこのステージ。オークランド・フィルハーモニア・オーケストラをバックに従え、白いスーツで朗々と歌いあげるサージ・タンキアンは怪しくもカッコイイ。バンドサウンドで聴かせる変態性はなりをひそめ、おとぎ話に出てくる怪人のような怪しさを感じさせます。バックの演奏は本当にオーケストラとアコースティック・ギターのみで、生の音の迫力を存分に楽しめます。また、アルバム未収録曲の2曲のうち、「GATE 21」というナンバーでは、サージはピアノの弾き語りを披露し、またそれがカッコイイんです。なぜアルバムに入れなかったのか? ってぐらいに良い楽曲でもあります。 ぜひDVDを見てもらいたいですね。日本製のプレーヤーで再生できますので、売り切れになる前にサージ・タンキアンのファンはゲットしてください。まぁ、SYSTEM OF A DOWNやアルバム「ELECT THE DEAD」のように攻撃的で変態ちっくな彼は拝めませんが、彼の新たな魅力に気付くことができるかもしれません。 SERJ TANKIAN OFFICIAL SITE Tags:#OVERSEAS S,T
ついに観てしまいました。2006年の「メタル:ヘッドバンガーズ・ジャーニー」以来続々と制作されるヘヴィ・メタル系のドキュメンタリーの中で、最も泣けると噂の「ANVIL - THE STORY OF ANVIL」。まぁ、レンタルですけどね。 ANVILはカナダのバンドで、その名前ぐらいは知っていましたが、これまで一度も彼らのレコードは聴いたことがありませんでした。80年代、彼らがどれほどヘヴィ・メタルに影響を与えたのかも知らないままこのドキュメンタリーを観たんですが、はっきり言って素晴らしいです。ヘヴィ・メタルなんて聴かないからとか、こんなおっさん知らないからとか言ってこの傑作を観ないのは損でしかありません。 このドキュメンタリーは、40年弱にわたって一緒にヘヴィ・メタルをプレイし続けてきたスティーヴ・クドローとロブ・ライナーの友情を描いた作品でもあります。ヘヴィ・メタルを愛する高校生のまま50歳を超えてしまった不器用な彼らが、時に笑いあい、時に喧嘩して、ヘヴィ・メタル・バンドとして再起を狙う姿がツアーやアルバム製作を通して描かれます。 作品の序盤は、スティーヴやロブがバンドとは別の仕事で生計を立て、家族から疎まれながらもロック・スターという夢を追いかける姿が描かれ、そこには哀愁しかありません。しかしながら、欧州ツアーが決定し、最終的には失敗に終わるも、そこからアルバム制作に入り、結果的に日本での大規模なメタル・フェスティバルに参加するという中盤から終盤にかけての展開で見せるスティーヴの純粋な表情や2人の本気の喧嘩など、非常にドラマチックで感動的です。日本からオファーを受けたときのスティーヴの表情は忘れられません。 まぁ、絶対にこの映画を観ろとは言いませんが、もしもあなたがヘヴィ・メタルを愛しているのなら、ANVILというバンドを知らなくても、観ることをおすすめします。そして、泣いてください。その時流した涙は悲しみゆえのものではなく、きっともっと温かな涙のはずです。さてと、とりあえず彼らのニューアルバム「THIS IS THIRTEEN」でも買ってみようかな。 ANVIL OFFICIAL SITE ![]() 2010年3月3日にニューアルバム「オトナマイト・ダンディー」をリリースする怒髪天。そんな彼らのニューシングル「ド真ん中節」がリリースされました。レーベルの意向かどうかわかりませんが、メジャーに復帰してからは妙に商売気を出し始めた最近の怒髪天らしく、本作も通常盤とDVD付きの初回生産限定盤の2種類が出てます。 タイトルトラックの「ド真ん中節」は、以前もPVをご紹介しましたが、最近の怒髪天にはどこか欠けていたような気がしていたとことんまっすぐで男臭い応援歌になっていて、インディーズで復活した初期のころを思わせるような楽曲に仕上がっています。とにかく頑張れ、という彼らのメッセージが胸に突き刺さります。カップリングの「YOU DON'T KNOW」は、箭内道彦と言う人との共作で、怒髪天の楽曲としては少ない静かなバラードです。対照的な2曲が収録されているシングルですな。 で、今回おすすめしたいのは初回生産限定盤についてくるDVDです。アコースティック・ライヴの様子を収録したもので、いつもならステージ上で暴れ回ってライヴ会場を駆け回る増子さんが椅子に座って、これまでの怒髪天の楽曲をエモーショナルに歌い上げます。アコースティック・アレンジが施されたこれまでの楽曲はどこかジャジーでおしゃれな感じになってますが、例えば「ビール・オア・ダイ」なんかは昭和の香り漂う道幅の狭い横町に迷い込んだような独特の雰囲気になっていたり、それぞれの楽曲が新たな魅力を垣間見せています。いつものように七三オールバックではない増子さんの狙い通り、すべての楽曲の雰囲気ががらりと変わり、しみじみと楽曲の良さに酔えるという感じですね。そして、坂さんのすっとボケたトークも必聴です。全5曲と物足りない感じはありますが、新たな怒髪天の魅力を30分間じっくり味わえます。 怒髪天 公式サイト ![]() 久しぶりにDVDのご紹介。そして、久しぶりに国内アーティストです。徳島県出身の普通の女の子3人組がキュートで個性的なロックを聴かせてくれるチャットモンチー。これまで「チャットモンチー レストラン」シリーズとして、ビデオクリップ集やライブDVDをリリースしてきましたが、今回が同シリーズを締めくくる作品となる「チャットモンチー レストラン デザート」です。 まずはお約束の、メニューページでの未発表曲ですが、これまでになくユニークな楽曲になってます。洋菓子と和菓子の名前をつなげただけなんですが、かわいらしいメロディと橋本絵莉子の声でこれまたファンなら聴かずして死ねないナンバーに仕上がってます。アニメーションも、個人的には一番好きかな。このメニューページの楽曲だけを集めたEPなりをリリースしてほしいなぁ。 で、本編のライブですが、2006年から2009年までの映像を収録。2006年の映像はかなり初々しいメンバーが観れて興味深いですよ。でも、その堂々とした演奏っぷりはそれほど変わってないというか、彼女らがデビュー当時からなみなみならない自信に満ち溢れていたことが確認できます。選曲に関しては若干の不満も残りますが、貴重な映像が観れるという点では満足いく作品ですね。 そして、本編よりも注目したいのが、ボーナスとして収録されている1人1企画。ベースの福岡晃子は変装してツアー会場で物販をする様子を、ドラムの高橋久美子は鎧を着て犬山城を散策する様子をそれぞれ収録。どちらも素の彼女らの姿を見れて面白いです。しかし、僕が最もおすすめしたいのは橋本絵莉子の企画で、“あさ・ひる・ばん”という変名で路上ライヴを決行した企画です。ウルフルズの「サムライソウル」や「バンザイ」をギターの弾き語りで聴かせてくれるんですが、これがたまらなく良いです! 特に「サムライソウル」! 男の歌ですが、あのキュートな歌声で歌っても十分魅力的で、もしも僕が通りかかったら足を止めてただろうなぁ。 最後に、「生命力みなぎりTOUR」のオフショットが収録されてます。こちらも素のチャットモンチーが観れてかわいらしく面白いです。川辺を橋本絵莉子がちょこちょこと歩いてるシーンがたまらなくかわいいです。これまでになく寄せ集め感のあるDVDになってますが、どれも興味深くて面白くて、ファンなら必見のDVDですね、これは。 チャットモンチー 公式サイト ![]() まぁ、今回ご紹介するDVDは決して万人向けではないかもしれない。僕がアリス・クーパーのファンであるということだけでご紹介する「GOOD TO SEE YOU AGAIN」。制作されたのは1970年代の初めで、この頃はアリス・クーパーもまだバンド名であり、フロントマンの名前であった頃。バンドとしてのALICE COOPERはその集大成といえる傑作アルバム「BILLION DOLLAR BABIES」をリリースし、その大規模なツアーも大成功をおさめる。そのツアーの中から、1973年4月28日のダラス公演と翌日のヒューストン公演の模様を採用し、さらにその合間にちょっとした物語を挟み込んだ映画が「GOOD TO SEE YOU AGAIN」である。 そのちょっとした物語というのは、アリス・クーパー・バンドを起用して、彼らのイメージとはかけ離れた映画を撮っていた監督さんが、メンバーに映画をむちゃくちゃにされて怒り、仕返しのためにバンドメンバーを追いかけるというもの。メンバーのちょっとした演技が見れるということで貴重だが、面白いかどうかは微妙。それに、1974年にこの映画が短期間上映されたときには、タイトルを「GOOD TO SEE YOU AGAIN, ALICE COOPER」とちょっとばかり変更し、物語のパートも旧作映画やニュース映像に差し替えられた。その後、オリジナルのバージョンはお蔵入りになり、ビデオもリリースされずに数十年が経過してしまった。 今回、日本版までリリースされた「GOOD TO SEE YOU AGAIN」はオリジナル・バージョンで、バンドメンバーの妙に素人臭い演技はファンならうれしいところ。それにしても、こんなにマニアックな映画の日本版をリリースするのなら、「DIRTY DIAMONDS」や「ALONG CAME A SPIDER」の日本盤も是非リリースしてほしいんですけどね。 ALICE COOPER OFFICIAL SITE ![]() ハゲでデブのブレイン・カートライト(夫)と、ステージでなぜか下着姿になるライダー・サイズ(妻)が率いるNASHVILLE PUSSY。アメリカの片田舎の猥雑さをこれほどまでに言い表し、またバンドが出す音のイメージにぴったりとくるバンド名も珍しい。そんな彼らが2003年にリリースしたバンド初となるライヴDVDが「KEEP ON F*CKIN' IN PARIS!」。その名の通り、2002年にフランスはパリで行われた熱狂のステージをパッケージした作品。64分とちょっと短めのステージですが、その激しいプレイできっと満足できると思います。 NASHVILLE PUSSYの場合、まずCDジャケットでその下品なエロティシズムにそそられ(最近はそうでもないですけどね)、ダーティでノリノリのロケンロー・サウンドにノックアウトされるわけですが、その次にやはり動く姿が見たくなるわけです。特にこの時期、バンド史上もっとも可愛いベーシスト、ケイティ・リン・キャンベルが在籍していたこともあり、彼女の動く姿が拝めるだけでもこのDVDは買いです。残念ながら、彼女はあんまり映らないけどね。 会場はわりと狭いライヴハウスみたいなところで、バンドと観客が一体となってライヴを楽しんでいる様子が非常に生々しくシュートされてます。注目はなんといってもライダーのギターアクション。男顔負けの激しくもカッコいいステージングを見せてくれます。ブラジャーとパンティ姿になるのは後半ですが、早送りなんてしちゃだめですよ。ダーティでハードなロケンローパーティを楽しんでください。 2005年に「GET SOME!」をリリースしてからは、ニューアルバムのニュースもないNASHVILLE PUSSYですが、「LIVE! IN HOLLYWOOD」という2枚目のライヴDVDをリリースしてますね。どうやら現在はライヴに明け暮れているようです。 NASHVILLE PUSSY OFFICIAL SITE Tags:#OVERSEAS M,N
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