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あれほどきわどいジャケットを発表しながらも、ヘヴィ・メタル界の平和大使と呼ばれる特異な存在にして元祖ジャーマン・ロック・バンドSCORPIONS。そもそも彼らがベルリンの壁崩壊を歌った「WIND OF CHANGE」のおかげでそう呼ばれるようになったのだが、同時に90年代以降はバラードが素晴らしいヘヴィ・メタル・バンドという認識が広まってしまった。しかし、彼らの本当の素晴らしさは、ヨーロピアンなウェット感覚あふれながらもハードでヘヴィな楽曲にある。だからこそ、96年にリリースされた「PURE INSTINCT」は一般的に評価が低い。本当にこのアルバムは駄作なのだろうか? 最初に言っておくと、僕はこのアルバムが好きである。確かにアグレッシヴなギターリフはない。アルバムを覆う雰囲気はナチュラルで、サウンドもかなりクリアで、ともすれば軽すぎるかもしれない。バラード以外の楽曲も、優しさに包まれているかのようなミドルテンポの楽曲がほとんどを占める。だからSCORPIONSっぽくない? いやいや、この哀愁と優しさにあふれるメロディこそ、かつて世界中を感動の渦に巻き込んだSCORPIONSの本質なのではないかと思います。 そんなアルバムからのおすすめは、アルバムの冒頭を飾る「WILD CHILD」。アルバムの中では最もアグレッシヴな楽曲ですね。ギターサウンドはとんがっているし、ミドルテンポといえど音に迫力があります。しかし、やはりメロディが素晴らしいですよ。ヴォーカルメロディもギターメロディもウェットな哀愁漂うもので、心揺さぶる何かがある。また、バグパイプ(本物かキーボードかわからんが)のサウンドが効果的に使用されていて、楽曲は一気にアンセムちっくな壮大さを手に入れている。 このアルバムを駄作と言ってしまうのは、やはり70年代、80年代のSCORPIONSに思い入れがあるからでしょうね。それはわからないでもない。このアルバムはバラードの比率が多いし、そうでなくてもバラードに聴こえるほどやさしいものやアメリカンな雰囲気漂う楽曲が収録され、全体的におとなしいというか優しいというか。でも、よくよく聴けばSCORPIONSらしいメロディに彩られた素晴らしいアルバムです。いわずもがな、バラードの数々はやはり秀逸。 SCORPIONS OFFICIAL SITE by 9215 |
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| 2008-07-22 11:54
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