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北欧と言えばメロディアスなパワー・メタル・バンドばかりではなく、今では爆走ロケンローの聖地でもある。そんな中で、解散を表明しているTHE HELLACOPTERSと共に日本に爆走ロケンローを広めたといっても過言ではないBACKYARD BABIES。そんな彼らの3枚目のアルバム「MAKING ENEMIES IS GOOD」。前作はラフでパンキッシュで、爆走ロケンローのお手本的アルバムだったが、本アルバムではかなりハード・ロックへとシフトチェンジした感があり、サウンドはよりまとまりを見せ、ノイズを極力排したようなメジャー感漂う作品となった。楽曲のスピードも若干抑えられ、すでに爆走ロケンローとは呼びがたいスタイルにはなっているものの、当時のスウェーデンではほとんどのバンドがレイドバックしていった中、こうしてアメリカンなハード・ロックを意識したアルバムはなかなかに興味深かった。 そんなアルバムからのおすすめは「HEAVEN 2.9」。非常にキャッチーで元気一杯の明るいメロディを持ち、なんともポジティヴで楽しくさせてくれるロック・チューン。ホイッスルや黄色い声のかけ声、サーフ・ロックぽいコーラスなど、ほんのちょっとしたことだけれど、すごく雰囲気があって良い。聴いているだけなら、世界の地名も出てきますし、ツアーの歌かと思いますが、どうやらツアーで疲れたから早く国に帰りたいって歌みたいですね。RAMONESの「TOURING」やMOTÖRHEADの「GOING TO BRAZIL」なんてのを思い出させるフライト・パーティ・チューンですね。 現在のBACKYARD BABIESはツアーの真っ最中のようですね。ニッケ・アンダーソンがプロデュースした「PEOPLE LIKE PEOPLE LIKE PEOPLE LIKE US」からもう2年。そろそろニューアルバムが聴きたいな。 BACKYARD BABIES OFFICIAL SITE by 9215 |
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| 2008-06-14 20:26
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