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「日本語でロックはできるか?」という問いに答えを出し、現在における日本ロックシーンに多大なる影響を与え続ける伝説のバンド、はっぴいえんど。メンバーの意見の違いはあれど、彼らはバンド結成時からアメリカの、どちらかというと南部よりのロックバンドを意識し、そして、英語ではなく日本語でより日本的なロックをプレイしていた。そんな彼らのセカンドアルバムにして日本語ロックの金字塔「風街ろまん」は、東京オリンピックを境に失われた東京の原風景を、風街という架空の街を舞台によみがえらせようとしたコンセプトアルバム。今聴けば、アコースティックなサウンドが中心で、ロックといってもずいぶん大人しい印象を受けますが、その懐かしくもキャッチーなメロディや、難解なのかふざけているのかユニークな歌詞が非常に特徴的で、同じ頃のフォークソングなどとくらべてもそれほど古臭さを感じない。 このアルバムの収録曲で、今でもよく耳にする楽曲といえば「風をあつめて」だろうけれど、僕のおすすめは「暗闇坂むささび変化」なのです。この楽曲で歌われていることこそ、まさに失われてしまった東京の、そして日本の原風景だと思います。ポップでちょっとウェスタンなメロディと、どこかユーモラスなかつての都市伝説を歌った歌詞は、古臭くはないけれど強烈な郷愁を抱かせる。 彼らの3枚目のアルバムが、解散後にレコーディングするためにのみ再集結したことを考えると、このセカンドアルバムがはっぴいえんどの事実上のラストアルバムといえ、最高傑作といえるだけの完成度を誇る作品だと思います。「風をあつめて」やバンドのことはなんとなく知っていたんですが、年末のとある番組にてはっぴいえんどの偉大さを語っているテレビを見まして、すぐにこのCDを買いに走りました。アメリカナイズされながらも日本的なロックという独特の世界観は、とんでもなく個性的でありながら物凄く心地良く耳ざわりが良いです。 by 9215 |
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| 2008-02-07 15:11
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