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残念ながら“解散”という道を選んでしまったTHE HELLACOPTERS。まだ解散はしていないが、あとアルバム1枚しか聴くことができないというのはなんとも寂しいことである。まぁ、未発表曲集や、もしかするとビデオクリップ収録のDVDなんかをリリースしてくれるかもしれないが、とりあえずTHE HELLACOPTERSというバンドは2008年内に消滅する。なので、勝手にちょっと早い追悼企画をやっちゃおうということで、しばらくはTHE HELLACOPTERSかバンド関連のレビューが続くと思います。 今日はその第1弾。採り上げるアルバムは彼らの6枚目の作品「ROCK & ROLL IS DEAD」。THE HELLACOPTERSの作品のなかでも、群を抜いて渋いアルバムですね。日本盤リリースは本国より遅れること4ヶ月後、DVD付きでリリースされた。そんなアルバムからのおすすめは1曲目を飾る「BEFORE THE FALL」。アルバムタイトルとは裏腹に、ロックンロール丸出しのイントロで始まる痛快ロケンロー・ナンバー。軽快で爽快なギターに、バックでしっかり主張するピアノサウンドが良い。アルバム全体としてはレイドバックしまくりの渋い印象が強いが、オープニングを飾るこの楽曲は底抜けに明るい。ニッケ・アンダーソンのけだるいヴォーカルさえ、ちょっとだけ明朗快活で、なんともアメリカンなにおいのするさわやか&オーセンティックな楽曲。 シンプル&コンパクトにまとめた楽曲がずらりと並ぶ本アルバムは、無駄を極力削ぎ落としたロックンロール・アルバムである。確かに派手ではないが、じっくりと聴き込めば聴き込むほどに味わいを増す作品だ。 THE HELLACOPTERS OFFICIAL SITE by 9215 |
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| 2007-10-17 13:22
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