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最近、日本のバラエティ番組でよく見るマーティさんも気になるところだが、今日はデイヴ・ムステイン率いるMEGADETHです。前作「THE SYSTEM HAS FAILED」のリリース後、MEGADETHとしてまた活動するか迷っていたと言うデイヴも、11枚目のスタジオアルバムとなる「UNITED ABOMINATIONS」をめでたくリリース。サウンド的には前作の延長線上にあるが、ときおり90年代前半のMEGADETHを思い出させるようなメロディが聴こえてきて、なんだか懐かしくなる瞬間も。ただ、リズムギターが少々ヘヴィ過ぎて鋭さをあまり感じない。まぁ、90年代以降の彼らはすでにスラッシュ・メタルとは呼びがたい音楽性を提示していたし、このヘヴィさも現代のメタル・シーンにあわせたことなのかな。レーベルもロードランナーに移籍したしね。 さて、このアルバムからのおすすめは「WASHINGTON IS NEXT!」。この楽曲のギターは実にスラッシーでアグレッシヴである。かつてのインテレクチュアル・スラッシュなんて呼ばれていた頃の、冷徹なマシーンのようなギター・フレーズが次から次に押し寄せてくる。メロディもキャッチーだし、アルバム2曲目にして早くもハイライトを迎えた感も否めない。このアルバム、緊張感は最後まで持続するものの、キャッチーなメロディがどんどん薄れていってしまうような印象が強い。最初の4曲はすごいんですけどね。 あの悲劇を連想させるジャケットに国連(UNITED NATIONS)をもじったタイトルと、このままアメリカでリリースして大丈夫なのか? と思わせるほどヤバイ本作。ヴィク・ラトルヘッドも生身の人間のような姿になり、なんだか現在のアメリカを悪い意味で象徴しているような気がする。デイヴ・ムステインはお怒りの様子ですな。歌詞もポリティカルで過激ですよ。 MEGADETH OFFICIAL SITE by 9215 |
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| 2007-05-25 15:26
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