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ブラック・メタルというものの暴虐性、そして、それと表裏一体のような美しさ。EMPERORというバンドは、そういったものを世界中に知らしめた第一人者にして、解散した今でも闇の帝王と崇められる偉大なバンドである。数々の事件を起こしながらも、4枚のアルバムを残してこの世を去ったEMPEROR。「PROMETHEUS-THE DISCIPLINE OF FIRE & DEMISE」が、彼らの4枚目にしてラストアルバムとなる。暗黒地下音楽マニア、そして、これまでのEMPERORファンにとっては手放しでは喜べないアルバムに仕上がっているかもしれないが、これからブラック・メタルの世界に足を踏み入れようとする入門者にはうってつけのアルバムだ。 おすすめは1曲目を飾る「THE ERUPTION」。不穏で不気味なイントロで始まり、気付いた時にはもう阿鼻叫喚の世界。荘厳で無慈悲な哀愁のメロディとブラスト・ビートが、まるで洪水のように押し寄せる。といっても、ブラスト・ビート一辺倒でなく、ドラムは様々な表情をみせてくれる。また、ディストーション・ヴォイスとクリーン・ヴォイスが使い分けられ、重厚なコーラスが挿入され、シンフォニックでゴシックな味付けが、これまでのEMPERORの楽曲とは若干違って、実に普遍的で万人の耳に馴染む楽曲になっている。 最後のアルバムにおいて、EMPERORはブラック・メタルを敬遠していたひとをその世界に誘い込もうとしているようである。それほど、本アルバムは真正ブラック・メタルというよりは、シンフォニック・ゴシック・メタルのような様相を呈している。それでも、そこに秘められた暴虐性と哀愁は感動に値し、ブラック・メタル・バンドとしての底力を見せたといっていいだろう。 EMPEROR OFFICIAL SITE by 9215 |
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| 2006-06-01 10:38
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